近年では、農薬について様々な議論がなされています。
一番の議題といえば、やはり安全性ではないでしょうか。
人体のみならず、様々な生き物、環境など幅広く安全への影響が問われています。
今回は、「良い水」にいるイメージの強いミジンコへの、農薬が及ぼす影響についてご紹介します。
ミジンコは農薬を撒いた田んぼにもいる?
ミジンコは、多くの田んぼに生息しています。
ミジンコが住んでいる田んぼというのは、汚染されていないミジンコが住めるような「良い水」といえると思います。
農薬を撒いた田んぼにもミジンコは生息しているのでしょうか?
田んぼに撒いている農薬の種類によっては、ミジンコが全く生息しなくなることもあります。
下記にて、詳しくご紹介いたします。
ミジンコと農薬の安全性
ミジンコが生息しているということは、その田んぼはミジンコが生息できるくらい、安全であるといえると思います。
ミジンコは、農薬が安全かどうか調べる世界中の現場で、活躍しています。
ミジンコが死んでしまう田んぼというのは、非常に強い農薬を使っています。
農薬の安全を調べる現場で使われているのは、主にアメリカ産のオオミジンコと呼ばれる体長1.0~5.0mm、卵形のミジンコです。
ミジンコの薬剤耐性と産まれてくる個体
体の大きな個体ほど、薬剤の耐性が強いという実験結果があります。
また、ミジンコの産む子供の大きさも環境により変化します。
まとめ
今回は、田んぼで使われている様々な農薬と、ミジンコの関係、安全性などについてご紹介しました。
ミジンコは農薬を撒いた田んぼにもいますが、強い農薬だとミジンコは死んでしまいます。
また、農薬の成分が含まれた田んぼで育ったミジンコは、農薬を浴びていますので農薬の成分を含んでいる可能性があります。
オオミジンコは、農薬の安全性を確かめるためには、欠かせない存在です。
ミジンコの耐性でご紹介しました通り、農薬はミジンコの子供にも影響を与えています。
農薬には様々なメリット、デメリットが存在しています。
自分の生活に関わることですので、この記事が農薬について考えるきっかけになれば嬉しいです。