ミジンコはどのような水の中で生存しているのでしょうか?

ミジンコがどのような水の中で生存しているのかまとめてみたいと思います。

ミジンコ 淡水 海水

ミジンコは淡水と海水どっちに生息する?

ミジンコは淡水と海水に生息しているのでしょうか?

海水に生息するミジンコの特徴とはどんなでしょうか。

ミジンコは淡水に生息する?

大部分の種類のミジンコは田んぼや池や川や湖などの淡水域に広く生息して、魚などの他の生物の餌になる重要な生物です。

種類数も多くて淡水プランクトンの中では大型で、40倍~100倍でちょうど良く見えるものが多いです。

ミジンコは海水に生息する?

大部分の種類のミジンコが淡水に生息していますが、海水に生息するシオダマリミジンコがいます。

海岸線で一番高い位置の潮溜まりに生息している赤っぽいケンミジンコです。

シオダマリミジンコは、海に8000種類以上いるカイアシ類の仲間で日本中に生息していますが、凄い環境適応能力と繁殖力を持っています。

真夏の潮溜まりは海水がお湯のようになり、蒸発をして塩分が濃くなります。

反対に長雨が続くと海水は薄まり塩分は淡水に近いようになります。

シオダマリミジンコは著しい環境の変化によく耐える驚異的な生命力を持っています。

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シオダマリミジンコ特徴は?

シオダマリミジンコの体は幅広い前体物質と幅の狭い尾体部に分かれていて、前体部の前方は一つの頭胸部で背甲に覆われていて、後半の後体部と尾体部は体節に分かれています。

頭胸部から長い第1触角があり、尾体部の末端から左右に尾叉〈びさ〉が伸びています。

メスは体長1.2mmくらいでオスは体長0.9mmくらいです。

どちらも褐色から赤褐色のはっきりした色をしています。

シオダマリミジンコは世界に10種類ほどいますが、日本にはシオダマリミジンコとイガシオダマリミジンコの2種類がいます。

シオダマリミジンコは、本州と北海道と佐渡と八丈島に生息しています。

イガシオダマリミジンコは、小笠原諸島に生息しています。

シオダマリミジンコとイガシオダマリミジンコの見分け方は、付属肢の形状や毛の数が違います。

まとめ

淡水だけではなくて海水にもミジンコがいるのが分かりました。

海に行って潮遊びをした時にシオダマリミジンコを探して、観察をするのも良いかもしれません。

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