ケンミジンコとミジンコは、実は同じミジンコですが違いがあります。
一体どのようなところが違っているのでしょうか。
そこで今回はケンミジンコとミジンコの違いについて紹介していきます。
ケンミジンコとミジンコの特徴をそれぞれ紹介
ケンミジンコとミジンコの特徴をそれぞれ紹介していきます。
まずはそれぞれの特徴をしっかり抑えておきましょう。
ケンミジンコとは
ケンミジンコは甲殻類です。
ケンミジンコは、比較的他の甲殻類に近い形をしています。
エビやザリガニのような形をしています。
そして体は、太い体前部と体の細い体後部に分かれています。
そして体の一番後ろは2股に分かれ、足のようになっています。
ミジンコとは
ミジンコももちろん甲殻類です。
ミジンコは甲殻類といわれても、甲殻類といった感じがしませんが甲殻類に分類されています。
実は2つの大きな殻で覆われているんです。
ミジンコには、枝分かれした大きな触覚がありまるで腕のように見えます。
ケンミジンコとミジンコの違いは?
ケンミジンコ、ミジンコそれぞれの特徴が分かったところで、どのようなところが違っているのか紹介していきます。
こんなところが違う
ケンミジンコとミジンコは、まず姿形が違っています。
ケンミジンコは全体的に細長い感じですが、ミジンコは全体的に丸っこい感じです。
そのため、まず姿形を見れば、どっちがどっちなのかすぐに見分けることができるでしょう。
また、実は食べるものが違います。
まずミジンコですが、ミジンコはほうれん草パウダーやイースト菌などを食べます。
一方ケンミジンコは動いているもの(生きているもの)を食べます。
ワムシ、クマムシ、ブラインシュリンプなどを餌としています。
ミジンコは草食で、ケンミジンコは肉食というわけです。
ケンミジンコとミジンコの違いは、姿形、また食べるものだということが分かりました。
そもそも違う生き物だった
ケンミジンコにミジンコと入っているため、ケンミジンコはミジンコの仲間だと思われがちです。
しかし実は違う生き物なんです。
ケンミジンコもミジンコも節足動物ですが、ケンミジンコは顎脚綱でミジンコは鰓脚綱です。
またケンミジンコはメスオスが存在し子供を作ります。
しかしミジンコはメスしかいません。
クローンとして子を作るのです。
このように、ケンミジンコとミジンコは名前が似ているだけでまったく違う生き物であるということが分かります。
まとめ
今回はケンミジンコとミジンコの違いを紹介していきました。
採取したミジンコの種類をしっかり確認しましょう。
ケンミジンコをミジンコだと思い、イースト菌をあげても繁殖はしません。
ミジンコを採取し、繁殖させようと思っている場合は違いを頭に入れておきましょう。