アクアリウムで飼育している魚の餌として使われることの多いミジンコ。
食べられる側としてのイメージが強いですが、そのミジンコはいったい何を食べているのでしょうか。
代表的な食べ物として鶏糞がありますが、「鶏の糞だし、臭いは?」ってなりますよね。
ここでは、ミジンコのいろいろな餌についてご紹介します。
成分や量がポイントになるミジンコの餌
ミジンコに与えることのできる餌はさまざまで、発酵や乾燥をさせたタイプや細かな顆粒状といろいろあります。
大量に繁殖させるなどの目的以外には、少ない量で充分ですが使われている成分に注意が必要です。
効果的に増やすこともできる反面、成分によってはミジンコを激減させる場合もあるためです。
鶏糞は発酵よりも乾燥タイプを
比較的安価で求めることのできる鶏糞は、以前からミジンコの餌として人気があります。
栄養価も高く少ない量で間に合うため、大量に飼う場合にも適していますが、ミジンコが直接に鶏糞を食べている訳ではありません。
鶏糞から繁殖したバクテリアを食べています。
このタイプには、発酵タイプと乾燥タイプがありますが、より高い効果を期待するならば、アンモニアなどの成分が強い乾燥タイプをおすすめします。
どちらも、水質が悪くなりやすく臭いもあり、水換えなどの水質管理が必要です。
同じ緑でも成分に注意!
液体肥料を用いて作るグリーンウォ―ター、アオコが発生して水が緑色になります。
腐敗も沈殿もないため最適な餌といえるのですが、残念なことにアオコには毒性があります。
このため、量の加減など食べ過ぎへの注意が必要です。
エビやオタマジャクシも好んで食べるホウレン草がミジンコにもおすすめの餌です。
パウダー状が用意されており、沈殿もなく食べ切ると水が緑色から透明に変化するため、与える量やタイミングが分かりやすいです。
また、ミジンコが増えるスピードが早い特徴があります。
まとめ
ここまで、ミジンコの餌について紹介してきました。
鶏糞やグリーンウォ―ター、ホウレン草パウダーなど、いろいろなタイプがありそれぞれに特徴があります。
この他にも、イースト菌や大麦若葉などバリエーションが豊富です。