体長およそ1.5~3.5ミリというとても小さな身体のミジンコですが、金魚やメダカなど稚魚の生き餌としてとても優秀な生き物です。

ミジンコを繁殖させていつでもエサがある状況を自分の飼っている金魚やメダカ達に作ってあげられるよう、ミジンコの卵、”耐久卵”を保存しておく方法はあるのでしょうか?

ミジンコの生態

とても小さな身体の(体長およそ1.5~3.5ミリ)ミジンコは実はエビやカニと同じ甲殻類の生き物で、よく見てみると甲羅も確認できます。

ミジンコはメスで増えていき、自分と同じクローンだけを生むという方法の単為生殖期と、オスと交配して子孫を残すという方法の有性生殖期があります。

クローンしか産まない単為生殖期にはすぐに繁殖していき大量にミジンコが発生します。

水質の環境悪化や個体数の著しい増加など、生命の危機を脅かされるような時にオスが生まれるのです。

オスが生まれるとメスと交配し耐久卵(休眠卵)を作ります。

スポンサードリンク

ミジンコの耐久卵

ミジンコに生存危機が訪れると耐久卵ができるわけですが、それ以外の時にもオスが存在すれば、年に1回、2回と限らず耐久卵を交配することもあります。

このミジンコの耐久卵をもし持っていたり見つけたり、お店で飼ったりした際に保存しておく方法はあるのでしょうか?

もし、今現在ご自宅の水槽にたくさんミジンコが居て、今は増やす必要はないけどもう少ししたら・・・なんてこともあるかもしれません。

ミジンコの耐久卵、その保存方法

ミジンコの耐久卵を保存する方法ですが、お家でも簡単に保存しておけます。

ミジンコの耐久卵は水質環境と温度(20~25度)が整えば孵化します。

水温を下げるために冷蔵庫(5度位)で保存しておけば孵化はせずそのまま保存できます。

水温が下がりすぎ、誤って冷凍してしまわないよう注意してください。

また、冷蔵保存は1~2年は可能ですが、それ以上あまり長く耐久卵を保存してしまうと、いざ孵化させる際に上手くできなくなりますのでお気を付けください。

まとめ

ミジンコの耐久卵の保存方法は、ご家庭でも手軽にできて助かりますね。

耐久卵は鞘状のものに覆われていて乾燥にも比較的強いようです。

また新たな仲間入りをする稚魚のためにも、上記の保存方法を試してみてくださいね。

スポンサードリンク